とあるパン店様からこのようなホームページ相談をいただきました。

当店では、ホームページの制作会社さんに依頼して作ったホームページがあります。営業時間やメニュー、こだわりなどを載せています。
いま非常に困ったことがあります。季節のパンや、催事情報をどんどん更新したいのですが、ページの更新をホームページ制作会社さんに依頼してもすぐに修正をしてくれないのです。

その制作会社さんとは長いお付き合いですから、「甘え」みたいなものがあるのかもしれません。話し合いを持ったこともありますが、「何とかきちんと更新します」というお答えでした。でも、忙しいのか、なかなかページを更新してくれません。

一体どうしたらよいのか、暗中模索です。進路を示していただければ嬉しいです。

そのような趣旨のご相談でした。

月次修正を制作会社に委託しているけれども意思疎通が難しく、効率的なWeb運営を妨げているという状況です。
このパン屋さんでは事業承継が順調に進み、息子さんがお店のPRについて責任をもってどんどん進めようとしているところでした。前向きな気持ちがある一方、情報更新が滞り気味になることについて、強い憤りを感じていらっしゃるご様子でした。

このように、強い不満と「暗中模索感」が混ざり合っているような状態のクライアント様の場合、いきなり「解」を提示するのではなく、とにかくお話をじっくり聴くことにしています。極端に言えば、2時間のご相談のうち90分はお話しをきくこともあります。

一通りお話をしていただいて、置かれた状況を改めて振り返っていただいた後、私は2つのことをご提案しました。
一つは、制作会社との付き合い方。もうひとつは(これが本題ですが)タイムリーな情報発信をいかにして可能にするか、です。
コミュニケーションを取ることが難しい制作会社との「つきあい方」をどう考えるか、また、Webツールの活用についての「切り分け/使い分け」を明確にすることが課題だと考えたからです。

まず前者については、永友事務所では「コミュニケーションが難しいまま、現状の制作会社さんと我慢してつきあうことは無い」と考えています。時間という貴重な経営資源をロスするようなパートナーとは、良好な関係でいられるはずがありません。

ご自身で既存ホームページを編集することが難しいという前提だったので、以下4つの選択肢をお示ししました。

  1. 別の制作会社で新規にWebサイトを制作して、その制作会社に運営(月次更新)も依頼する。もちろん、ここでの最優先事項は適切なコミュニケーションが取れるかどうか、です
  2. 既存Webサイトの月次更新のみを(現在とは違う会社に)委託する
  3. 自分で作れるレベルのホームページを作る
  4. ホームページは「更新しない」ものと割り切って、情報発信部分のみを別ツールで運営する

本件での永友のお勧めは「4」です。もちろん、どの選択でも今よりはるかにベターですから、どれに進んでも良いと思いました。しかし、大きく2点目の課題である「タイムリーな情報発信をいかにして可能にするか」ということも鑑み、どちらかというと4番の選択をお勧めしました。

要するに、すべてを「ホームページ」に背負わせないという考え方です。ブログやツイッター、Facebook、instagram(インスタグラム)やLINE@などの「タイムリーな情報発信が得意な」ツールがたくさんあるわけですから、それを使って情報発信をすればよいということをご提案しました。

いままで「ホームページを何とかしなければ」という気持ちでいっぱいだったパン店の息子さんは、少し驚いた表情をした後、「そういう考え方もあるのですね!」と非常に嬉しそうな、パッと晴れやかな表情に変わりました。

その後、ツイッターの活用法やFacebookページの作成/運営方法などを実践的にお話しさせていただきました。

今では、「店頭のA型看板をiPhoneで撮影し、ツイッター/Facebookに載せる」などの方法で、楽しくタイムリーに情報発信をされ、事業も拡大されています。
Web活用の淀(よど)みを解消したことで情報発信力が急激に向上した事例です。

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